連続伝票の作成工程
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連続伝票の作成工程
<連続伝票の作成工程ってどういうもの?>
一般的に伝票業界でいう「連続伝票」とはつまりドットプリンター用のジャバラ折でつながっている伝票のことですね。
印刷会社では「フォーム伝票」という言い方をすることが多いです。
今日はこのフォーム伝票についての説明です。
このフォーム伝票を作成する場合は、手書き用の伝票の違って非常に大掛かりな印刷機で作成をします。
そして、連続伝票の上下の用紙のサイズによって、印刷機にセットするシリンダー(印刷胴)のサイズを合わせます。
このシリンダーをセットし直すのには少し時間がかかりますので、1件1件わざわざシリンダーを変えて印刷をしていたら極端に生産が遅れますので、フォーム印刷の場合は工程表を組んで同じサイズの伝票をまとめて印刷していく予定をあらかじめ立てておきます。
従いまして、フォーム伝票の場合はなかなか短納期に対応するのが難しく、通常納期は2週間程度かかるのが一般的です。
フォーム伝票の場合は、手書き伝票の「製本」に相当する最終工程を「丁合(ちょうあい)」と言います。
例えば4枚複写の伝票の場合、1枚ずつ印刷機で印刷した後に、この丁合という工程で4枚を合わせていく作業をします。
ちなみにこの丁合機、「ロールコレーター」というかなりでかい丁合機を使うことで特に複写枚数の多い伝票などは仕上がりの品質が良くなり、紙づまりなどが起こりにくくなります(但し小規模の印刷会社にはこの設備はないです)。
それからドットプリンターに通す際に紙詰まりを防ぐ方法として「サイドカット(あるいはアンカット)」という折ミシンの部分のミシン目の入れ方の技法があります。
また、連続伝票でナンバーを入れる場合は、通常はプレスナンバーで入れます(2枚目以降は圧力で発色させるナンバーのこと)。
ちなみに手書き伝票の設備でナンバーを入れる場合は1枚1枚印刷で入れる「印刷ナンバー」が基本となります。
今日は連続伝票の印刷・作成について記載してみました。