印刷方式の種類

印刷方式は大きく分ければオフセット印刷、凸印刷、オンデマンド印刷、の三つに分類されます。それぞれの特徴は以下の通りです。


オフセット印刷
最も主流の印刷方法で、クオリティーが最も高く、一般的には全てオフセット印刷が基本になります。オフセット印刷の方法は、まずパソコンのデータからフィルム(ポジorネガ)を出力します。更にそのフィルムから刷板(PS版といいます)に焼き付け、そのPS版を直接印刷機にセットし、印刷していきます。最近ではオフセット印刷でも*CTPという方式が主流になりつつあります。

 

 


CTP
CTPというのは、通常の製版の工程は上記に挙げたように、データ→フィルム→PS版という工程になりますが、CTPはデータ→PS版という工程になります。それにより工程が一つ省けるというわけです。ですので工程が早い分、基本的にCTPで行っている印刷会社の方が納期が早く価格的に安いということが常識になりつつあります。

 


 

凸印刷
一言で言えば、昔ながらの印刷方式です。樹脂版というゴムのような素材で、これをハンコのような具合に押していくような形で印刷します。ですので、グラデーションやベタ塗り、色のかけ合わせといった表現が難しく、通常は名刺、封筒、便箋等の単色印刷等に向いています。製版代がほとんどかからないので、文字や線だけと言った簡易印刷の場合はオフセット印刷よりもずいぶん安くなりますが、クオリティーには限界があります。

 

 


オンデマンド印刷
最も新しい印刷方式です。簡単に言ってしまえば業務用のプリンターと言った感じのものですが、オンデマンドの機械にもピンからキリまでありまして、それなりのクオリティーの出る物で500万円くらいはしますので、家庭用のプリンターとはわけが違います。通常はカラー印刷物でもオンデマンド印刷でほとんどクオリティー的には支障はありませんが、やはりオフセット印刷のクオリティーにはかないません。主に数十部〜数百部の少部数のカラー印刷に向いています。

 

 

伝票の印刷方式|伝票印刷の卸売問屋・東京システム印刷