版下の差し替え

<版下の差し替え>  

先日、新規のお客様から50店舗分の伝票を作成されたいのお問合せがございました。

お店や支店が何店舗もあるお客様の場合は、こういったお問合せもたまにいただくことがありますが、50店舗というのは当社でもあまり過去に作成したことはありません。

通常は多くても10店舗以内の場合が多く、それ以上になった場合には、印刷内容(版内容)を統一してしまうのが一般的です。



(4面付け印刷例)

例えば納品書を作成する場合、店舗名や住所部分などを50店舗分で異なる内容で印刷することを「版下の差し替え」と言ったりしますが、例えば1店舗で10冊×50店舗分作成した場合は合計500冊となるわけですが、基本的に印刷内容が1文字でも異なってしまいますと、1店舗づつ別々に作成していくこととなりますので、基本的な料金の計算は「10冊の料金×50倍」という計算になります。

ですので、同じものを500冊作成する場合に比べて版下を50店舗分差し替えますと、料金は数十倍に膨れ上がってきます。

ですのであまりに店舗数が多いお客様の場合には、価格的に面を考慮して、なんとかいい方法を考えて内容を統一して印刷することがほとんどです。

今回もこのお問合せをいただいたお客様に対しては、版下を差し替えずに統一したほうが宜しいのでは、とのアドバイスをさせていただきましたが、まだ最終的にどうされるのかは未定です。

ちなみに裏技としてチラシの印刷などの場合には、異なる版を面付けして数種類をまとめて印刷することによってコストを抑えるという方法をとることもありますが、複写伝票の場合には少し面付けがややこしくなり、間違いの原因にもなりますので、当社のほうでは面付けの指示を工場に出すことはあまりありません。


(弊社作成チラシ)

伝票印刷の卸売問屋・東京システム印刷|B6/2P×10冊=11,000円