紙の目とは

<紙の目とは?> 


今日は伝票印刷における紙の目についてのお話しです。

みなさんは紙の目というのはご存じでしょうか?

紙には一定の方向に目が入っています。

これは紙の両端を手の平で押してみると、左右方向と上下方向、どちらかの方向にコシがあることに気がつくと思います。
例えば左右に押した時に、上下に押すよりも紙が固くコシがあるように感じたら、それは紙の目が左右の方向に入っているということです。

なぜこのようなお話をするかというと、伝票類の作成する場合にこの紙の目の方向に気をつけなければならない場面が結構あるからです。

その代表的なものはレーザープリンター用紙です。
レーザープリンターに用紙を通して印字する際、紙の通す方向と同じ方向に紙の目がくるように作成しないと、紙にコシがなくなってしまう為に、紙づまりを起こす場合があります。
特にミシン目が入っているレーザープリンター用紙に起こりやすいです。

紙の厚さが70k程度の厚さになれば問題ないのですが、55k程度のコピー用紙と同等の厚さくらいの紙ですと、紙づまりが起こりやすくなります。

ですので、我々印刷会社は伝票類を印刷・作成する場合には、この紙の目を気にする場面があるのです。

また、手書き伝票の場合で、折り返しの下敷きが付いている伝票がありますが、このボール紙の下敷きにも、もちろん紙の目がありますので、どちらの方向に紙の目が入っているかによって、下敷きの固さがかなり違って感じます。

伝票類の印刷というのは、他のチラシや封筒類などと違って、仕上がりに関しては作り方を間違えるとお客様のクレームになる要素がかなりある印刷物であると言えます。

ですので印刷をする工場の人間だけでなく、お客様からのご注文を受ける窓口の人間もある程度の印刷の知識を持っていないと思わぬミスにつながる場合もありますので、やはり印刷に従事する人間も経験というものは非常に大事であると思います。

伝票印刷についての疑問やご相談は東京システム印刷へ。